てんちかの階段を下ってたら、側溝のところを右往左往右往左往してる不審なおじさんがいて、
でもこっちに気付いてパッと会釈して道を開けてくれたし
よく見れば小奇麗なスーツだし
あぁ、なんか落し物を探してるんだなーとわかって
背中越しに覗いたら、おじさんの目線と一段ズレたところでキラリと光るものがあったので
『コレじゃないですか?』 って指さして声かけたら
『え…わあ! うわぁ! ありがとうございます!!』
ってすごく喜んでたので
あー。私いま世界平和に貢献した!と思いつつ。
モノが明らかに女性ものの華奢なアクセサリーなので
ああ見えてオネエ…? 今は立派な会社員だけど、昔クラブ勤めだった時に恋人にもらった思い出の…?
とか腑に落ちない気持ちでいたら
『見つけてもらった!』 とおじさんが駆け寄った先に、可愛い赤ちゃんを抱いた可愛い嫁が待ってて。
たいへんスッキリでした。
絶対バレないのに、自分の手柄にしちゃわない男。(奥さんのいた角度的に、現場は視界に入ってない)かーわーいーいー。
幸せになるといいよ!
褒められたくて親切にするのではないけど、世界規模でのリターンは求めているので(私の場合)
搾取してやるぜ!俺だけ俺だけ! という人には近づきたくないものねー。
まだまだ騙されることはあり。薄々気付いていて、あえて見ぬフリパターンもあるけども。
ふさわしい人へきちんと届くように、なるべく愛をばらまいて生きていく所存。